中小企業診断士の活躍の形が大きく変化をしています。従来の経営者ヒアリングや企業診断を通して診断士の経験や知見に基づいた提案を行うコンサルティングから、経営者や管理職、従業員皆さんの行動変革、リーダーシップの開発を支援する、人と組織に関わるコンサルティングが求められるようになってきているのです。その背景には戦後から長く続いてきた【会社があって個人がある】という考え方から、【個人の成長がなければ企業は発展できない】という考え方への転換があります。実際伸びている会社は従業員の皆さんが生き生きと働いています。外形的なもの、目に見えるものを対象にしたコンサルティングから、外からは見えにくい働く人の気持ちに寄り添うコンサルティグへと比重が移ってきているのです。

経営者・リーダーの最大の仕事は「組織開発」です。人と組織の活性化無くして事業の継続、発展はありません。当協会では独立診断士、企業内診断士を問わず「組織開発」を支援できるコンサルタントの育成を目的としたビジネスに関するコーチング・プログラムの提供を中心に活動しています。

いまやコンサルタントがコーチングの技能を身に付けることは必須になっています。私たちが目指すのは、コーチングの基盤の上に立ってコンサルティングのできる「最強の診断士」です。経営者、管理職と伴走し、組織が活性化されることによって初めて診断士が備えているコンサルティング能力が有効に働くと私たちは考えています。

私たちは「最強の診断士」を生み出し、真に中小企業に貢献できる中小企業診断士の活躍を応援してまいります。

一般社団法人 中小企業診断士活躍推進協会 代表 中町 英樹